「股関節が痛い」、「股関節が動かしにくい」と普段当たり前であったことができなくなってしまいます。そのような股関節の障害を治療し、再び快適な生活が送ることができるようにリハビリテーションを実施します。
リハビリのご案内
保存的リハビリ(保存療法)
保存的な治療の手段には、保存的リハビリ、薬物療法、体重コントロール、生活指導などがあります。医師と連携し、最適な治療方法を選択することで、将来的に手術しなくても良い状態を目指します。 保存的リハビリ(保存療法)では、多岐にわたるお一人おひとりの症状をしっかりと把握し、その原因を解明することが大切であると考えています。何気ない日常の生活に原因があることもあります。その原因を見つけ、再発のないように対処していきます。 「股関節が痛い」、「股関節に違和感がある」と感じられたら、すぐに受診していただき、理学療法士によるリハビリを受けられることをお勧めいたします。
手術前後のリハビリ
[手術前のリハビリ]
手術までの間に状態に合わせてリハビリを実施します。手術前からリハビリを実施することで、手術後の回復が早くなります。また、手術や手術後の生活についての不安を取り除き、心身ともに良い状態で手術に臨むことができるよう準備する期間となります。
[入院リハビリ]
当院の入院は4週間と術後の回復に十分な期間を設けています。その間、土・日・祝日関係なく365日、毎日午前と午後の2回リハビリを実施します。「手術後のリハビリは痛い」、「リハビリは辛いもの」と いうイメージをお持ちの方が多いですが、そうではありません。入院から退院後まで長期間にわたり理学療法士によるフォローが可能であるからこそ、術後の大事な時期に無理をせず、負担の少ない入院リハビリが実施できます。リハビリ室では辛い表情の方はほとんどおられず、笑顔が広がっています。
[退院後のリハビリ]
退院後も定期的に外来通院によるリハビリを実施します。股関節障害の場合、長年患っておられる方が多く、手術後の入院期間中に身体の問題の全てが解決するわけではありません。「きれいに歩きたい」、「自由に旅行に行けるようになりたい」などのお一人おひとりの夢を叶えるために、退院後もリハビリの継続が必要です。外来通院にて回復状況の確認と自主トレーニングの再指導などを実施します。 また、退院して自宅に帰ってみると入院生活とは異なり、様々な不安が出てくるものです。自宅での生活状況などを聞かせていただき、不安なく快適な生活が送ることができるようご支援いたします。
認定資格
日本理学療法士協会 認定理学療法士:中川法一、田篭慶一、三浦なみ香 専門理学療法士:三浦なみ香